今上天皇が着用される黄櫨染御袍の染色元となる植物がハゼノキ(黄櫨)という植物である事が分かりました。
ハゼノキ(黄櫨)にアレルギーはあるのか?
花言葉は何で、育て方は?
更に紅葉が綺麗な木として有名な為、秋口にかけて見頃の時期や場所についても調べてみました。
Contents
ハゼノキ(黄櫨)にアレルギーはあるの?
ハゼノキ(黄櫨)について
ハゼノキ(櫨の木、黄櫨の木)はウルシ科ウルシ属の落葉小高木の事を指します。
単にハゼとも呼ぶ事があります。
別名には、リュウキュウハゼ、ロウノキ、トウハゼなど様々な呼び方があるのも特徴的な木です。
果実は薩摩の実とも呼ばれており、緑色のプクッとした可愛い実を実らせる事ができます。

東南アジアから東アジアの温暖な地域に自生するハゼノキ(黄櫨・櫨の木)は、日本では果実から木蝋を採取する資源作物として、江戸時代頃に琉球王国から持ち込まれました。
それにより、それまで木蝋の主原料であったウルシの果実を駆逐したと言い伝えられています。
古い時代には現在のヤマウルシやヤマハゼといった日本に自生するウルシ科の樹木のいくつかを、ハゼと称していましたが、現在は黄櫨を総称してハゼと呼ぶことの方が多いそうです。
俳句の世界では秋に美しく紅葉するハゼノキを櫨紅葉(はぜもみじ)とよび秋の季語としているとの事で、その美しさは今も昔も日本人の心を癒していたようですね。
櫨の実も秋の季語として知られています。
ハゼノキ(黄櫨・櫨の木)のアレルギー
ウルシほど強くはないですが、稀に皮膚がかぶれることもあるので注意が必要です。
実際にアレルギー反応を発症した方の意見をまとめてみました。
どうやらこの方は、ハゼノキ(黄櫨・櫨の木)の紅葉を見に行った後に遅れてアレルギー反応が出現した様です。
主に症状として訴えているのは、痒みと腫れと浸出液のようですね。
実際にこれらの症状が植物学的に起こり得るのか、もう少し詳しく調べてみました。
アレルギー症状
ウルシの仲間に触れることによってかぶれる接触性皮膚炎の特徴は、一部の人だけに発症することや1〜2日後に症状が出る遅発性のものがあります。
このためその本人にもその原因が分からないことが多いのも特徴です。
毒成分はウルシオールで、顔や首、手、外陰部などにかゆみの強い紅斑を生ずことが報告されています。
やはり、この方が仰っていた様に、ウルシ科の植物では、樹液や葉に触れる事で、遅発性の皮膚炎を起こす可能性があるそうです。
綺麗な見た目の一方で、人体に害を及ぼす可能性がある植物である事をよく理解して見物する必要性があるようですね。
症状が現れた時の対処方法
かぶれを確認したら、専門医の治療を受けることが第一です。
ここで重要なことは、何にかぶれたかを確認し、今後に生かすことです。
ほとんどの人が、自覚しても何に対するアレルギーなのかまで細かく調べようとしない為、野外に出る事を必要以上に恐れてしまう傾向にあります。
専門医ではアレルギーのパッチテストも行える為、ご自分がどの植物または食材などにアレルギーがあるのかを知る事は、自分を知る上でとても重要な事です。
是非機会があれば、アレルギー検査を受ける事をお勧め致します。
また、ここで現役看護師からのワンポイントアドバイスです!
もしあなたが、何かしらのアレルギー反応を認めた場合、特に身体のどこかにアレルギー物質が触れた事が分かっている場合は、第一選択として流水(水道水で良い)でしっかりと洗い流してください。
アレルギー物質や毒素は、血管内に一度入り込むと前進をめぐってより重大な症状を引き起こします。
その為、毒素が血管内に入る前に可能な限り流水で洗い流すという事がとっても大切なんです!!
もしご自分だけではなく、ご家族にもそういった症状が現れた時には、是非流水で洗い流す事を進めて下さいね♪
ハゼノキ(黄櫨・櫨の木)の花言葉は?
ハゼノキ(黄櫨・櫨の木)の花言葉は、人に贈るのにとっても適した良い言葉でした!
気になるその花言葉は何かと言うと・・・。
『真心』です。
大切な友人や恋人、更には両親やおじいちゃん、おばあちゃん、自分の子供やお世話になっている人まで、あなたにとって特別な人への贈り物としてとても適したお花なんですよ!!
ハゼノキが誕生花の誕生日はいつ?
ハゼノキは以下の誕生日の方への贈り物としても適しています。
それは『11月16日』です。
特別な贈り物の一つとして、平成最後の日に天皇様が来ていた袍(お召し物)の染色にも使われた神聖な木のお花なんだよ♪
と言葉を添えてプレゼントしたら、きっとお相手も特別な贈り物を貰ったと喜んでくれるはずですよ!
そんなハゼノキ(黄櫨・櫨の木)の花はどんな花なのか?
こちらがそのハゼの花です♪

ハゼの花は小さな黄緑色の五弁花です。
開花時期は5月から6月が見頃になっていますから、正にこれからが花を咲かせる良い時期という事ですね。
比較的近くの公園などでも見る事が出来る為、お散歩がてら少し気にかけてみてはいかがでしょうか?
ハゼノキ(黄櫨・櫨の木)の育て方は簡単で紅葉が綺麗!?
一年を通して、陽当たりがよく風通しの良い場所で育てます。
ただし、夏の期間は強い日差しは避けて明るい日陰に置きます。
強い日差しに充ててしまうと、水分が不足してしまい、発育不足や最悪の場合枯れさせてしまう事になるので注意しましょう。
水切れにも注意し、乾いていたらたっぷりと水やりを行います。
夏は毎日朝夕2回、春秋は朝1回、冬は土の表面が乾いていたら、といった感じで水やりを行えば、十分に育てる事が出来ます。
水やりがきちんと出来れば、面倒な手入れは不要で、ほぼ放置で育ちます。
肥料はあまり必要としませんし、普通に肥料をやると葉が大きくわさわさ生えますので、お好みに合わせて肥料は調整して頂くのが良いと思います。
生長が早く育てるのが簡単なハゼノキですが、盆栽として楽しみたいとなると逆に生長しすぎるのが問題となるそうです。
ハゼノキはもともと高木に育ちますから、それを寄せ植えのまま小さく維持するのにはテクニックが必要です。
肥料を抑えても生長期になればのびのびと育ちだしますので、普通に育てたい方にとっては育てやすい植物であると思います。
小さいままにする為には、定期的に育った枝や葉を切り返す必要性がありますが、アレルギーで述べた様に、ハゼノキはウルシ科ですから、樹液に触れると肌のかぶれなどを引き起こす可能性があるので注意しましょう。
実際に紅葉になると本当に綺麗な木なんですよ!

ご自宅で楽しむことも出来る植物なので、お外にお出かけして見るも良し、自宅でひっそりと秋を楽しむも良し、令和元年の秋は、ハゼノキ(黄櫨・櫨の木)の紅葉を楽しんで見てはいかがですか?
ハゼノキは一般に紅葉の名所と言われる所にはほとんどあります。
近くの公園にもあるくらいなので、是非探してみて下さいね♪
もちろん、アレルギーには十分気を付けて下さいね・・・。
それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました。
コメントを残す