ただいま全国で大ヒット上映中の映画「ジョーカー」をもうご覧になられたでしょうか?
まだ「ジョーカー」を観に行ってないよという方も、もう観に行って来たよという方にもお教えしたいことがあります。
それは悪のカリスマと呼ばれているジョーカーの出演作品は他に何があるのか?歴代ジョーカーはどんな人なのだろうか?そのジョーカーという役は?ジョーカーを演じた出演者たちは誰なのか?
今回はこの記事を読んでいるあなただけ特別に、ジョーカー出演作品の数々や歴代のジョーカーたち、ジョーカーという役は?、ジョーカーを演じた出演者たちは?そして、最新作の「ジョーカー」でのホアキン・フェニックスの演技の評価についてご紹介と説明をしていきたいと思います♩
ジョーカーの出演作品は全何作品?

まずは、ジョーカーってどんな役なのかをご紹介しましょう♩
ジョーカーとはオリジナルの知性と歪んだユーモアを持つ、サディスティックなサイコパスで、バットマンの最大の敵なのです。
工場の化学薬品の溶液に落ちて真っ白な皮膚、緑の髪の毛、裂けて常に笑みを耐えた口をしているのが特徴的なジョーカーは、超人的な能力は持っておらず、カミソリのついたトランプや笑気ガス、酸を噴霧する花などの有毒物質の調合、兵器を開発する化学工学の専門知識を駆使して事件を起こします。
ジョーカーの性格や外観は、バットマンのアンチテーゼとして完璧な敵であると批評家によって考えられているそうです。
つづいては、これまでに創造された最も偉大なコミックのヴィランと架空の人物の中に挙げられているジョーカーが出演してきた作品の数々をご紹介いたしましょう♩
実写ドラマ「バットマン」(1966年〜1968年)

「バットマン」はABCネットワークで1966年から1968年まで放送された、各話30分の実写テレビシリーズです。バットマンをアダム・ウェストさんが演じ、ナイロン製のストッキングと妖精のようなブーツを履いたロビンをバート・ワードさんが演じられました。当時日本では「怪鳥人間バットマン」として紹介されたようです。
これ以前の、1940年代の連続活劇のバットマンと違い、バットマンの有名なヴィラン達を取り上げた最初のシリーズだったそうです。そして、ジョーカーは劇中何度も登場し、歪んだ笑いを振りまいたそうです。
「バットマン」(1989年公開)

ゴッサム・シティで犯罪者を退治するヒーロー「バットマン」。女性カメラマンが彼の正体を突き止めようと奔走する一方、バットマンは犯罪組織と対決します。
その犯罪組織、マフィアのボスの右腕だったジャックは、ボスの娼婦を寝取ったとして罠に嵌められ、化学薬品工場でバットマンと警官隊と銃撃戦になります。バットマンに発砲した際、跳弾が顎に当たってその弾みでジャックは薬品槽に落下します。
肌は漂白され、跳弾による傷で顔の筋肉が麻痺して常にひきつった笑みを浮かべる自らの顔を見て狂気に陥り、ジャックがジョーカーと名乗り、再びバットマンと対決します。
「ダークナイト」(2008年公開)

ゴッサム・シティに現れた史上最悪の犯罪者で、指紋やDNAの情報がデータベースにない、顔にピエロのメイクを施した正体不明の謎の男、ジョーカーはバットマンとは異なる正義感を抱いて、ゴッサム・シティを恐怖に陥れていきます。
バットマンは協力者と共にジョーカーに立ち向かい、ゴッサム・シティという街と友人、大事な幼馴染を守ろうと奔走する中で、新たな悲劇が生まれてしまうのです。
「スーサイド・スクワッド」(2016年公開)

スーパーマンの死から数ヶ月後、米国政府の高官アマンダ・ウォラーは新たなるメタヒューマンへの対抗策として、バットマンをはじめとするヒーローたちによって投獄され、死刑や終身刑になって服役していた犯罪者を減刑と引き換えに構成員とした特殊部隊タスクフォーズX、通称「スーサイド・スクワッド」というチームを結成します。
その「スーサイド・スクワッド」とジョーカーが中心で描かれており、チームは危険なミッションに挑むことになるストーリーです。
ドラマ「GOTHAM/ゴッサム」

ゴッサム・シティ警察新入りのジェームズ・ゴードンはベテラン刑事のハービー・ブロックとペアを組み、トーマスとマーサ・ウェインの夫婦殺害事件の解決を目指すストーリーです。捜査中、ゴードンはウェイン家の執事のアルフレッド・ペニーワースに育てられる夫妻の息子ブルースと知り合い、殺人犯逮捕をより決意します。
そして、今回の映画「ジョーカー」を含めて実写映画では合計4作品、実写ドラマも入れると合計6作品となります。同じバットマンシリーズの「バットマン ビギンズ」にはジョーカーは出演しておらず、トランプのみが登場します。
歴代ジョーカー役の出演者は誰?
さて、6作品に出演したジョーカーを誰が演じていたか、歴代のジョーカーたちをご紹介していきましょう♩
ジョーカー/シーザー・ロメロ

オリジナルの知性と歪んだユーモアを持つサディスティックなサイコパスであり、無害なイタズラ泥棒。コメディ要素が強い作品であるここでのジョーカーは、コミカルで陽気なキャラクターだったそうです。
【シーザー・ロメロさんのご紹介プロフィール】
名前:シーザー・ロメロ(Cesar Romero)
生年月日:1907年2月15日
出生地:アメリカ合衆国
職業:俳優
コメディ要素が強い作品のトーンに合わせて、コミカルな役作りをし、初代ジョーカーを演じた俳優。1994年1月1日に当時86歳で亡くなってしまいました。
主な出演作品は
「デイ・オブ・サタン」「テニス靴をはいたコンピューター」
「緯度0大作戦」「バットマン」「影なき男」など
ジャック・ネイピア/ジャック・ニコルソン


ゴッサム・シティのマフィアの有力者であるカール・グリソムの右腕、ジャック・ネイピア。
グリソムの情婦を寝取ったことから罠に嵌められ、化学薬品工場で警官との銃撃戦となります。そこに現れたバットマンに発砲した際、跳弾が顎に当たり、更にその弾みで薬品槽に落下します。肌は漂白され、跳弾による傷で顔の筋肉が麻痺し、常にひきつった笑みを浮かべる自らの顔を見て狂気に陥り、ジョーカーを名乗るようになります。
ジョーカーの狂気を見事に演じ、現在につながるジョーカー像を作ったのがジャック・ニコルソンさんだといっても過言ではないと評判です!
【ジャック・ニコルソンさんのご紹介プロフィール】
名前:ジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)
生年月日:1937年4月22日(82歳)※2019年10月現在
出生地:アメリカ合衆国ニュージャージー州
国籍:アメリカ合衆国
職業:俳優、映画監督、映画プロデューサー、脚本家
イタリア系の興行師ドナルド・フルシオとアイルランド系のショーガール、フランシス・ニコルソンの間に生まれた、アイルランド系アメリカ人。
アメリカ合衆国の俳優・プロデューサー・映画監督という肩書きを持ち、コミカルなのにダークな2代目ジョーカーを演じた大御所俳優。25歳の時に女優のサンドラ・ナイトさんと結婚し、長女ジェニファーさんを授かるも1968年に離婚。
主な出演作品は、
「イージー・ライダー」「ファイブ・イージー・ピーセス」
「さらば冬のかもめ」「チャイナタウン」「カッコーの巣の上で」
「シャイニング」「レッズ」「愛と追憶の日々」「バットマン」
「ア・フュー・グッドメン」「マーズ・アタック!」「恋愛小説家」
「アバウト・シュミット」「ディパーテッド」など
ジョーカー/ヒース・レジャー


指紋やDNAの情報がデータベースにない、顔にピエロのメイクを施した正体不明の謎の男。笑ったような口元はグラスゴースマイルであり、由来は「酔っ払った父親に切り裂かれた」「借金の脅しで顔を傷つけられた妻を笑わせるために自ら切り裂いた」などさまざま。薬品による変異ではなく、自分でピエロのメイクをしているという設定のジョーカーです。
歴代のジョーカーの中で最も高い評価を受けたジョーカーを演じたヒース・レジャーさんは、ジャック・ニコルソンさんが作り上げたジョーカーのイメージを圧倒的な演技力により、レジェンド化することに成功しました。そして、史上最高の悪役と評価されました。
【ヒース・レジャーさんのご紹介プロフィール】
名前:ヒース・レジャー(Heath Ledger)
国籍・出身:オーストラリア
身長:184㎝
職業:俳優
スコットランド人とアイルランド人の血を引くパースでは有名な家系、レジャー家に生まれた、ジョーカーの伝説を築き上げた3代目ジョーカーを演じた名俳優。ジャックさんが確立したダークなジョーカー像を、さらにカオスの権化レベルのサイコパスに仕立て上げ、その圧倒的な役作りで大絶賛されるも、睡眠薬等の薬物併用摂取による急性薬物中毒で28歳という若さで急死されました。
主な出演作品は、
「恋のからさわぎ」「ROCK YOU!」「ブロークバック・マウンテン」
「ダークナイト」「Dr.パルナサスの鏡」など
ジョーカー/ジャレッド・レト


ハーレイ・クインの恋人であり、彼女を誘惑する全身にタトゥーを入れたギャングのボスです。
ヴィジュアルは最高なジョーカーですが、同時に今までの中でもっとも残念なジョーカーでもあると言われています。何故なら、映画を通しておそらく10分もジョーカーが登場しなかったからだそうです。
【ジャレッド・レトさんのご紹介プロフィール】
名前:ジャレッド・レト(Jared Leto)
本名:ジャレッド・ジョセフ・ブライアン(Jared Joseph Bryant)
生年月日:1971年12月26日(47歳)※2019年10月現在
出生地:アメリカ合衆国ルイジアナ州ボージャーシティ
職業:俳優、ミュージシャン
アメリカ合衆国ルイジアナ州出身の俳優で、兄や友人と共にロックバンド「サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ(30 Seconds To Mars)」でも活動しています。全身を鍛えて特徴的なメイクを施し、若々しく、ジョーカーの年齢不詳なイメージを演出した、4代目ジョーカーを演じた俳優でもあります。彼は役作りに心酔するあまり、共演者に動物の死骸や、使用済みのコンドームなどを送りつけたそうです。
主な出演作品は、
「ファイト・クラブ」「レクイエム・フォー・ドリーム」「パニック・ルーム」
「ダラス・バイヤーズクラブ」「スーサイド・スクワット」
「ブレードランナー2049」など
ジェローム・ヴァレスカ/キャメロン・モナハン

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スネークダンサーのライラ・ヴァレスカと占い師のポール・キケロの精神病の息子。TVカメラの前で仕えていたテオに殺されるが、その暴力と笑いは市民に伝染します。のちに蘇生させられ、ペンギンという人物に出会います。ペンギン、ファイアフライ、テッチ・スケアクロウ、ミスター・フリーズらを集めて恐怖の軍団を結成。ゴッサム市民を笑いガスの犠牲にしようとするも失敗し、死んでしまいますが、双子の弟のジェレマイアを笑いガスで狂気に落とします。
【キャメロン・モナハンのご紹介プロフィール】
名前:キャメロン・モナハン(Cameron Monaghan)
生年月日:1993年8月16日(26歳)※2019年10月現在
出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタモニカ
身長:182㎝
職業:俳優、モデル
アメリカの俳優であり、モデル。5代目ジョーカーを演じた役者でもある。ジェロームを演じるキャメロン・モナハンさん自身も、数ヶ月前から最終形ジョーカーへの役作りを匂わせていたそうです。
主な出演作品は、
「シェイムレス 俺たちに恥はない」「ヴァンパイア・アカデミー」
「ギヴァー 記憶を注ぐ者」「GOTHAM/ゴッサム」など
アーサー・フレックス/ホアキン・フェニックス


ゴッサム・シティでピエロの派遣業で働いている孤独で心優しい青年。認知症の母を介護する傍ら、スタンダップコメディアンを目指しています。幼い頃から「トゥレット障害」という感情が高ぶると反射的に笑い出す障害を持っています。
【ホアキン・フェニックスのご紹介プロフィール】
名前:ホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix)
本名:ホアキン・ラファエル・フェニックス(Joaquin Rafael Phoenix)
生年月日:1974年10月28日(44歳)※2019年10月現在
出生地:プエルトリコ サンフアン
国籍:アメリカ合衆国
職業:俳優、歌手
父はカルフォルニア州フォンタナ出身の元カトリック教徒のジョン・リー・ボトム、母はニューヨーク州ブロンクス出身の東欧系ユダヤ人で、父と同じく宣教師として活動していたアイリン・シャローン。この2人の間に生まれ、俳優一家で育ちます。孤独な男アーサーがジョーカーになっていく姿を克明に描き、6代目ジョーカーを演じた俳優です。
主な出演作品は、
「グラディエーター」「サイン」「ヴィレッジ」
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」「ザ・マスター」
「her/世界でひとつの彼女」「インヒアレント・ヴァイス」
「ビューティフル・デイ」「ジョーカー」など
ホアキン・フェニックスのジョーカーの評価や口コミは?

歴代のジョーカーたちを跡を継いで最新作の映画「ジョーカー」で6代目のジョーカーを演じたホアキン・フェニックスさんのその演技はどう評価されているのでしょうか?
ネット上ではこんな声が挙がっていました!
ジョーカー、ホアキンさんの演技が、ほんと指の先までぴんと張り詰めたような繊細さでとても良かった
— ようこ (@kzr_yk_221b) October 7, 2019
なんかわからないけど焦燥感に駆られる映画だったなぁ
マオさんが仰ってたけど、いまのこのご時世ならきっとほんの些細なきっかけで、どこの街だってゴッサムシティになれるよねって
『ジョーカー』、ホアキンの演技が『ダークナイト』のヒースに繋がっていくようで、それだけでぐっときた
— Nao公 (@70Koooo) October 7, 2019
「ジョーカー」ホアキンフェニックス演技の鬼じゃ……容赦無く襲いかかる悲劇と、アーサーの細すぎる躰に浮いた背骨が痛々しくて悲しい。少しずつジョーカーへと覚醒していく過程のようなダンス。俯きながら登った階段を、踊りながら降りていく姿は最高に格好良い。ただ、全ては彼のジョークかもね。 pic.twitter.com/2UQfmPXmNf
— いくら (@im_ikura) October 6, 2019
#ジョーカー ホアキン・フェニックスの演技の凄いところは、何かもう演技を見ているというよりも、そこでアーサーという人の本当の人生を垣間見ているような気にさせられるところ。透明人間になって、悲劇としか言えないものをいちばん身近で見ている感じ。何もしてやれない。名作だけが持つあの感じ
— 薫 (@kaorubunko) October 6, 2019
ホアキン・フェニックスさんの怪演に絶賛する声が多く挙がっていました。
私が個人的に感じたのは、ホアキン・フェニックスさんが演じたジョーカーは、過去のジョーカーを演じてきた役者の方々とはジョーカーとなってしまった経緯が違う故に、誰でもジョーカーになってしまうのではないのかと危惧してしまうほど、この世にいそうな悪でした。
アーサーという人生をこの目で垣間見ているような感覚になって、悲劇としかいえないアーサーの切ない過去には涙が出るほど、共感してしまうぐらいに演技が上手かったと思います。
まとめ
さて、ジョーカー出演作品の数々や歴代ジョーカーたちと、そのジョーカー役を演じてきた出演者の方々の魅力も合わせて、たっぷりとご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
各作品で個性的で魅力溢れるジョーカーが大暴れするのも怖くて面白い、また、ジョーカー役を演じてきた出演者の方々のそれぞれの作品での演じ方も違って面白いので、
ぜひ、今回ご紹介した過去の歴代のジョーカー出演作品をご覧になってみて下さい♩
それを知っておくと、ただいま大ヒット上映中の映画「ジョーカー」がもっと楽しんで観れること間違いなしです!
さあ、あなたの1番好きなジョーカーはどのジョーカーですか?
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